ラーネポリア王国第七王子ショーヤのアレコレと日常。
最終更新:2024-02-14 23:37:43
8889文字
会話率:35%
ブラコンシスコンな幼い姉弟のお話。
ご都合主義のSS。
可愛い系男子のつもり。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-02-07 03:36:47
3033文字
会話率:51%
僕の目の前にたくさんの人がいる。主にその人の群れを構成するのは子供で、中心には男が一人。そしてそれを穏やかに見つめる女が一人。僕は傍観しているような気分でありながら、群れを構成する一人だ。
眼の前の光景には家族団欒という名前を付けら
れた。男がお父さん、女がお母さん、僕を含めたその他が子供。群れと呼べるほどの人数があるだけあって、皆と等しく仲が良い訳では無い。僕がよく話すのは一人の弟と一人の姉。しかし僕ら全員に血の繋がりなどなく、お父さんとお母さんも結婚なんてしていない。
一つの世界を構成してしまいそうなほど大きなこの部屋の外には、僕の本当のお父さんやお母さんに妹がいる。僕ら全員、今眼の前の家族がデタラメだと知っている。それでも得体のしれぬ男を父と呼び女を母と呼ぶのは、この世界に囚われているからだろう。この世界いちばんの毒に侵されているのだ。その毒の名前は『幸せ』という。理由が分からない程に『幸せ』以外を感じることができないのだ。この世界の家族になってしまった僕らは等しく『幸せ』の中毒者。どうして『幸せ』なのかさえ理解らないくせに安心と一緒に噛みしめる。
果たして僕のいる世界は何なのか?
お父さんやお母さん、兄弟の正体とは?
現実と夢が交わり合う、ファンタジー的ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 13:01:45
7592文字
会話率:2%
魔王を倒し勇者によって建国された王国。そこで権力争いを続ける貴族の家系に、国立魔法学園へ通う双子の兄弟がいた。兄はあらゆる才能に秀で、人望も厚い完璧な人間。一方弟は落ちこぼれで、家族からも出来損ないとして半ば無視されていた。
そんな双子
の弟、アルフは必死に勉強しながら耐え続ける日々を送っていた。可能な限り知識を得て学園を卒業し、家を出るために――しかしある日、当主である父から学校を辞め国の果てにある別荘を管理しろと命じられる。
アルフに拒否権はなく、失意の中で言われるまま馬車に乗って向かうことになったが、その道中で凶悪な魔物に襲われる。
それが父か兄の仕業だとアルフは勘づきながら、魔物から逃亡。森の中へ入り必死に進み続け、やがて辿り着いたのは国が過去魔物退治のために建設し、打ち捨てられた砦。何かないかとアルフが入り込み、見つけたのは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 20:50:10
129903文字
会話率:50%
未知が妹になっちゃった!?
ある日空から落っこちてきた女の子の正体は……宇宙の真理!?
そして、ひょんなことから力の大半を失った宇宙の真理は、世界にあるマインドコントロールを施した後、まさかの幼児退行!?
精神年齢が見た目と同等レベルに退
化しちゃった!
そして、直前に行われたマインドコントロールのせいで、なぜか僕の妹に!?
果たして僕は、世界の心理に振り回され続ける日々に耐えることができるのか!
僕の名前は、カスカベ・マリンフォード!
これくらい、僕の世代じゃ普通の名前さ!
超不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 04:48:28
31035文字
会話率:30%
10年間ひきこもりで完全に煮詰まった者。
10年間家から一歩もでないひきこもりを抱えた親。
30回見合いしながら結婚相手が見つからずもうすぐ40歳になる者。
10年間必死に努力したが夢をかなえられなかった者。
年収200
万円、たぶん10年後も年収200万円だと思う者。
10年間必死で頑張ったが正社員になれず雇止めされた契約社員。
20年間四畳半のボロアパートに住んでいるが誰もそんな自分の事を気にかけてくれない者。
アパートを借りることすらできずにネットカフェを転々とする日雇い労働者。
コミュ障で一人も友達がいない者。
しめつけるような孤独に苛まされている者。
好きな人に必死でアプローチしたらストーカー扱いされた者。
人からバカにされなめられ軽く扱われた記憶しかない者。一人前の人間扱いされた事のない者。
子供のときイジメられた相手を見返してやろうと思って必死にがんばったが成功せずイジメた相手の 方が自分の10倍稼いでいる者。
夫が必要な生活費を渡してくれない妻。
妻から1万円しか小遣いをもらえない夫。
あんたなんか産むんじゃなかったと言われた子供。
息子の家庭内暴力で救急車を呼んだことのある親。
3桁の借金を抱えて立ち往生している者。
貧しさに堪えかね兄弟に援助を求めたら虫けらのように扱われた者。
高校受験に失敗して灰色の学生生活を送り大学受験にも失敗して二浪の末ボーダーフリーのクズ大学に入学するも耐えられずに中退した者。
ブラック企業に入社したが耐え切れず退職しそのままうつ病にかかった者。
事故で回復しない障害を負った者。
決して回復しない持病を抱えた者。
障害を持つ同居家族と自分の未来が見いだせない者。
夜ごと悲哀と後悔に枕を涙で濡らしている者。
惨めな人生をやり直す時間がなくなった中年。
身寄りのない老残の身をさらす老人。
これからの人生にどう考えても希望が見いだせない者。
これはそういう人々のための人生論である。
心配しなくていい。快楽は限られた少数のものかもしれないが、幸福は万人に与えられるものだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 17:39:32
63705文字
会話率:4%
5年前、私は亡くなったお母様から貰った大切な帽子を失くしました。その時のことは覚えていないのです。大きな何かに巻き込まれたのか、記憶を失っているから。それ以降、伯爵家の後継としての教育はなくなり、従兄弟が養子入り。何故か高度な淑女教育をさせ
られ15才の社交デビュー。私のエスコートを家族が誰もしてくれないと思ったら……。あらすじはシリアスっぽいですが、どちらかというとラブコメ風です。
なろうラジオ1000文字以内に応募しようと思ったら無理だった(笑)ので、普通のショートショートストーリーに変えました~。年始の暇潰しにどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 00:00:00
2923文字
会話率:40%
光栄会という反社会的組織。
2010年に所属していた刀田武彦。
彼は当時の組織の為に犯罪を犯した。中国マフィアの「龍牙」との武器や麻薬の売買を取り潰して、正当防衛としながら殺人を行った。反社勢力の揉め事でもあり重罪になり、全国ネットの報道で
顔がわれてしまった。SNSが発達する中、自分の家族も最悪の状況になる。
”お勤め”といわれる刑務所暮らし。
2020年。
刀田武彦は、模範囚として服役し、光栄会からとっくに破門され、社会復帰後、一切の接触を持たない事を条件に仮釈放される。
無論、光栄会に返り咲く事もできない、ゼロスタートになる社会人生活であった。
だが、それを甘んじて受け入れたのも、全ては組の為。そう信じていた。
それが、10年の懲役の間に、反社組織にいた頃の義兄弟である狂咲光雄や子分、妻、組長への疑念を抱く。復讐の念はないにしろ、現実はひどかった。社会の底辺と表現される場所よりも苛烈な環境。我慢するしかなかった。
しかし、義侠・任侠を貫く人間が、狂咲の描いた絵図の通りに動いている現実。刀田が抱いていた疑念は須藤という舎弟も含めて大きくなる。
その真相を知らされ、刀田は空白の10年を穴埋めしていく事となる。
何故10年前に龍牙との抗争まがいの事件を起こす事になったのか。
10年の間に、狂咲、組長であった皆沢権兵衛、妻の藤崎がどのように動いていたか。
刀田にとっては後の祭りだがよく知る事になった。
全ては狂咲光雄が描いた絵図でありながら、刀田の信じた通り、刀田を陥れるものではなかった。
刀田は10年を埋め合わせながら、義兄弟として決して裏切る事ができない。
10年の間起きていた事毎に決着をつける為に、刀田は死地に赴く。
結末は、狂咲とのケジメ。思いもよらぬ狂咲の過去。
光栄会会長の皆沢権兵衛と副長の白国の意向。
京叉会という弱小勢力の邪魔だても乗り越えて刀田は、真相に辿りつき、極道として、10年の過去にケジメをつけて、光栄会の未来へ、間接的に生きていくことを誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 22:12:03
58898文字
会話率:43%
【'19/4/23 プロット版に改定しました。これまで同様に投稿します。('20年度中に改稿版を書く予定です)】
14歳のルドヴィカは居眠り姫と呼ばれている。
数年前から、どんなときでも眠り込んでしまうようになったから。
いつでも寝られるよ
うに持ち歩くのは、異国の童話から名前をつけたお気に入りのクッションたち。
エイリークにタロウにメリッサ、今日は誰とおでかけしましょう。
のんびり前向きのんきなお嬢様と、はらはらしながら見守る家族のおはなしです。
※完全にフィクションです。実際の疾病とは関係ありません。おおらかに読んでください。
※今の所致命的な誤字脱字がないので敢えて修正していません。投稿時のライブ感をお楽しみください。
※基本的に毎日更新しますが、更新がなかった日は「あぁ、こいつもいろいろ頑張ってんだな…」と思って一緒に泣いてください。(現在不定期更新中です。申し訳ありません。)
読みに来てくださっている方、本当に感謝です!!!
【'19/3/26 第一部完結しました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 22:26:26
235348文字
会話率:32%
予期せぬ運命のいたずらで、52歳の日本の著名な政治家、青沢良介の生涯は暗殺され、魔法ではない別の世界に転生する。 ブラックシャー村の中世の環境でアレクサンダーとして生まれ変わった彼の存在は、政治的陰謀の複雑さから牧歌的な生活の単純さへと劇的
に変化します。
この新しい世界は、魔法や現代性を欠き、静けさと古代のリズムのキャンバスを提示します。
アレクサンダーは愛情深い家族に抱かれ、優しく賢明なルシアと強くて名誉あるランスロットの末っ子です。 彼の兄弟、好奇心旺盛なロバートソンと陽気なアナスタシアは、家族の団結と暖かさの象徴である金色の髪を共有しています。
幼い外見にもかかわらず、アレクサンダーは青沢涼介の記憶と経験を保持しています。 彼の前世のこれらの名残は、彼が新しい環境の困難と単純さを乗り切るためのツールになります。 彼はブラックシャー村を発展させる使命に乗り出し、この世界を平和と繁栄の安息の地に作り変えることを望んでいます。 彼のビジョンは、生活水準を向上させ、すべての住民に快適で調和のとれた生活を保証することです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 21:52:23
3300文字
会話率:8%
小学校卒業目前にして熱中症で死んだ私。そんな私は今世では王子の婚約者!?でも何かがおかしい…。調べてみたら服毒死寸前!?これは助けるしかない!婚約者を助けたら王太子やその兄弟とも知り合ってあったかい家族にも恵まれて好きな人とも一緒にいられる
なんて幸せすぎる!
一部男の子同士での恋愛表現がありますがメインではないのでタグは付けてません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 07:42:19
145974文字
会話率:36%
三歳の時に母が亡くなり、五年後に父が再婚することになった明。
新しい母には連れ子がいた。
五歳年上の新しい兄だ。
寂しそうにしていた父が嬉しそうにしていて、明も嬉しかった。
母は優しく、すぐに「お母さん」と呼べるようになった。
しかし、新し
く出来た兄という人物はいつも不機嫌そうで明は少し怖かった。
ある日、明がソファーで寝てしまっていると、母と兄が何やら話を始め、途中で起きた明は寝たフリをして二人の話を聞いてみることに……。
なろうラジオ大賞5参加作品です。
ヒューマンドラマです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 20:12:30
999文字
会話率:76%
高瀬茉莉奈は就活の疲れを癒すため、川越へ日帰り旅行に行く。そこでお茶専門店に立ち寄り、アルバイト募集のポスターを見て応募することを決め、面接当日にその場で合格する。
店で働く白石宏人と拓人、悠人を通して、家族の幸せの形と自分の将来を探ってい
く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 16:00:00
18870文字
会話率:63%
ヴァルテ王国の第八王子のリエトは、毒殺されそうになったこん睡状態からサラリーマンの夢を(ぼんやり)見る。
幸せな家庭を築く夢も思い出すが、みそっかすの末王子である上に、家庭内は熾烈な王位継承権争いで超殺伐としていて、とても幸せな家庭にはなり
そうにない。
早々にこの家族に見切りをつけたリエトは、幸せな家庭を築くため努力しようと誓う。
しかし殺し合いの殺伐相手だったはずの兄王子達と、なぜだか関わる様になってきて……?
ボクはかわいいお嫁さんとかわいい子供と幸せな家庭を築くんだ!
主人公5才始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 18:00:00
128257文字
会話率:35%
この世界の王族、「常初花」の家の者は必ず「火炎」「奇跡」「毒撃」の能力を秘める花紋のいづれかを肩に刻まれ生まれる。
常初花の末っ子である「僕」は『永遠』(とわ)という、前代未聞の能力を持って産まれた。
兄弟達は、三歳までには個々の能力に応
じた才能を開花させていた。
しかし「僕」の前代未聞の能力は、僕のせいなのか、「永遠」そのものの特性なのか六歳である今も尚、才能の開花どころか、使える気配すらしない。
ある日、「僕」は家族に捨てられこの世界の獣である、樹獣に襲われ、「永遠」の能力を覚醒させる。
辿り着いた街で僕は常初花が樹獣と手を組み、世界を征服しようとしている事実をしる。
征服を食い止める為、「永遠」を断ち切る為
主人公の「僕」が仲間と共に旅する物語。
※作者のX(@mitamaaaaa2736)にて稀に投稿する場合がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 16:50:51
1715文字
会話率:20%
高校生が中心の日常系小説です。
主な登場人物は
采之宮 咲季(さいのみや さき):本作のヒロイン
城神 稜秩(とがみ いち):ヒロインの幼馴染みであり彼氏
憂浠 天夏(ゆうき あまな):ヒロインの友達
雫月麗 瀬輝(なつり ぜる):ヒロイ
ンの友達
湊琉 連朱(みなるい めあ):ヒロインの友達
各話ごとに主人公が変わり、物語が進みます。
上記以外にも様々なキャラクターがおり、そのキャラクターが主人公になることもあります。
恋の話、友達の話、家族の話など色々ありますので、是非読んでみてください! 感想も評価もお待ちしてます!
※R15は一部のみです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 19:30:02
402898文字
会話率:51%
主人公リリーは今年17歳になる公爵令嬢。
母親は華やかな容姿の公爵夫人。3歳年上の兄はその母親に良く似た容姿で人気者だ。
なのにリリーは父である公爵に似てしまい、どちらかというと平凡顔だ。しかも体型まで父に似てしまい、子供の頃から
背が高く色黒で男の子によく間違えられたという経歴の持ち主だ。
そして『残念令嬢』の渾名を付けたのが、よりによって従兄弟の第3王子だった為、その失礼極まりない渾名が未だに一人歩きをしている。
家族仲も特段悪くないし友人もそれなりにはいるのだが、婚約者が出来たせいで社交の場で『残念令嬢』という渾名が増々囁かれてしまう事に。
婚約者のルパートは、本物より王子様らしい容姿をしていて社交界では御令嬢にやたらと人気があり、妬みから何かの折にその渾名を引き合いに出されてはバカにされるのにリリーはもう飽き飽きしている。
ある日パーティーの真っ最中に彼女はルパートに婚約破棄宣言をする。
しかも王城で行われた夜会でのその宣言は、国王陛下の眼前で繰り広げられた為、簡単に取り消しなど出来ない訳で・・・
×××××
〜取扱説明事項〜
作者は誤字脱字変換ミスと投稿ミスを繰り返すという老眼鏡とハズキルーペが手放せない(老)人です(~ ̄³ ̄)~
誤字脱字報告とイイネという皆様の愛(老人介護)がモチベアップの燃料です(人*´∀`)。*゜+
アルファポリス&エブリスタでも公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:00:00
84493文字
会話率:44%
「リリア、お前は要らない子だ」
「リリア、可愛いミリスの為に死んでくれ」
「リリア、お前が死んでも誰も悲しまないさ」
リリア
リリア
リリア
何度も名前を呼ばれた。
何度呼ばれても、けして目が合うことは無かった。
何度話しか
けられても、彼らが見つめる視線の先はただ一人。
血の繋がらない、義理の妹ミリス。
父も母も兄も弟も。
誰も彼もが彼女を愛した。
実の娘である、妹である私ではなく。
真っ赤な他人のミリスを。
そして私は彼女の身代わりに死ぬのだ。
何度も何度も何度だって。苦しめられて殺されて。
そして、何度死んでも過去に戻る。繰り返される苦しみ、死の恐怖。私はけしてそこから逃れられない。
だけど、もういい、と思うの。
どうせ繰り返すならば、同じように生きなくて良いと思うの。
どうして貴方達だけ好き勝手生きてるの? どうして幸せになることが許されるの?
そんなこと、許さない。私が許さない。
もう何度目か数える事もしなかった時間の戻りを経て──私はようやく家族に告げる事が出来た。
最初で最後の贈り物。私から贈る、大切な言葉。
「お父様、お母様、兄弟にミリス」
みんなみんな
「死んでください」
どうぞ受け取ってくださいませ。
※アルファにも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 00:00:00
69299文字
会話率:39%
俺、上杉瞬には義妹がいた。
竹田れみ。とてもかわいくて、俺を慕ってくれて、仲が良くて、目に入れても痛くないくらい可愛い義妹だった。
けど、ある出来事をきっかけにれみと離ればなれになった。
数年後、大学生になった俺はれみと再会する
。
「久しぶりですね、兄さん」
れみは見た目や性格、何より俺への態度、全てが変わってしまっていた。れみの冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせる。仕方がないとおもう。それだけのことをしてしまったんだから・・・・・・。
でもれみは俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになった。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
接し方に困っているのに、成長した元義妹にドギマギさせられて、さぁ大変だ。
しかも、大学の知り合いやれみの同級生には恋人だって説明しなくてはいけなくなってしまい、騒々しくも楽しい日々を送ることになってしまう。
「兄さんは変ってしまいました・・・・・・・・・」
「お前ほどじゃねぇよ?」
期限付きの俺達の関係を表す呼び名ってなんだろう?
義兄弟? 元家族? 赤の他人?
それとも………。
笑いあり、涙あり。元兄と元妹の再会からはじまるドタバタすれ違いコメディー。
この作品はカクヨム、ノベルアッププラスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 05:00:00
398151文字
会話率:60%
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す。
世の中で異端とされるものたちを一族に受け入れ、守り抜くと誓った雨野逸夜の台頭からどれだけの時が経っただろうか。現代世界に、まだ雨野家の血は脈々と受け継がれていた。
雨野咲希。一族の嫡男にうまれ、齢十に
して雨野逸夜から代々継がれてきた意思を継ぐ決意をした少年。彼には異常を抱える兄弟がたくさんいた。
兄弟を守るために、奔走する兄と、その兄についていく、兄弟たちの物語。
きっと逸夜の思いも、この兄弟たちの物語も、沙羅双樹の花のように、いつか散って、忘れ去られてしまうだろう。
だからこそ、今を懸命に生き抜く彼らを、見つめていてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 09:00:00
105124文字
会話率:44%